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吉川 正人; 瀬口 忠男; 吉田 健三
EIM-84-136, p.75 - 84, 1984/00
エチレンプロピレンゴムが線および高温飽和水蒸気に曝されたとき、飽和水蒸気の劣化因子である熱および水が絶縁抵抗に与える影響をしらべた。線照射は酸素加圧下と真空中で行なった。その後窒素加圧下で加熱処理、および引続き水蒸気曝露を行ない絶縁抵抗の変化を測定した。真空中照射試料では線量が増大しても体積抵抗率の変化が小さく、熱と水の効果はきわめて少なかった。これに対して酸素加圧下で照射を行ない、試料全体が放射線酸化されたものは窒素加圧下の熱処理によって体積抵抗率は回復する挙動をとるが、その後の水蒸気曝露によって体積抵抗率は低下した。この効果は線量に依存することがわかった。